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福井県越前市池の上町8-5-1
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こんにちは。
今日の越前地方は快晴!
日光が心地よい!
ハッピーーーー。
(はしゃしぎ過ぎました、すみません。
太平洋側と違い、日本海側は冬のほとんどが曇り・雪・雨・雷なので、晴れるとそれだけで舞い上がってしまうのでございます(笑) ご容赦くださいませ)
さて、本日は私たちの仕事風景に絡んだことでお話をさせていただこうと思います。
それはタイトルにもさせてもらいました、「よく驚かれること」についてでございます。
それでは何に驚かれるのかというと、
私たちの作業がずっと「立ち仕事」だということにです。
おそらく今、上の文を読まれただけだと、
「え、それだけ?」という感想をお持ちになられるかなぁと思うのですが、いかがでしょうか。
だって、一日中立ちっぱなしのお仕事なんてざらにございますものね。
ですから、私どもも、
「作業はずっと立ったまましてるんですか?」
とご質問され、
「そうです」と答えた時、
相手がちょっと驚いたような顔をされることに最初は驚きました。
けれども。
なるほど、たとえばテレビ番組などで取り上げられる職人さんを見ていますと、座って作業してらっしゃる方が多い。
陶芸家さんや、蒔絵師さん、木工の彫り物師さんなどなど。
みなさん、座って作業してらっしゃる。
おそらく、それらメディアの影響で、職人さんはどっかと尻を畳につけて作業するものだという、先入観が伝播してしまったのかな、と愚考する次第。
一方で、瓦業界では皆さん座らずにお仕事をなさっているのでございます。
屋根の上で瓦を葺く職人さんはもちろん座る場所などございませんし、平瓦の作り手さん方も、窯周りのことをなさる職人さんも立っておられます。
おそらく当工房が代々立って仕事をしてきたのは、そのように他の関係者さまが立っているのに自分たちだけが座っていてはいけないという自戒からでございましょう。
(これは座り仕事が楽だという意味では決してございません。どうぞ誤解なされませんようお願い申し上げます)
そのようにして、幼いころから立ちっぱなしの親方らを見てきた私としては、上記のように驚かれることに驚いていたわけなのでございます。
それではまた来週お会いいたしましょう。
2015年2月21日更新