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職人自由律俳句

夕立の多きにあい　久方ぶりに夏の姿を思い出す

昼にすすったそうめん　夕暮れには腹の虫も完食して

暑気を背負った両手で抱える鬼瓦

こんにちは。

今年の夏は、盆前頃からでございましょうか、通り雨がよく降るようになり、
「ああ、そうそう。夏って本当は雨が降る季節やったよなあ」
と思い出すことが出来る福井地方でございました。

さて。
3句目に持って参りました句が、仕事の中での句となっております。

鬼の重量感。特に、暑い日の鬼の重量感をお伝えしたくひねった句でございます。

ひねった割に不出来で申し訳ない限りでございますが。
この日は朝から暑い日で、その中で鬼を持って階段を何十往復もいたしました。
ふうふう言いながら（笑）。

そういう、職人のある日の風景を想像していただければ幸いにございます。

それではまた次回お会いいたしましょう。