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職人自由律俳句

青が紫に変じる空の　茜色の奥深さ

美しさとは何か　太すぎもせず細すぎもせず　さて何か

また食いてえなあと　秋分のおはぎにかぶりつく

こんにちは。

早いものでシルバーウィークも過去のものとなってしまいました。
読者さまはゆっくりお休みになれましたでしょうか。

私共は、おかげさまで祝祭日も関係なく仕事に励ませて頂きました。

そして本日、お仕事を詠んだ句は、2つ目の句。

この句中の、太すぎもせず細すぎもせずとは、コイのことを表わしております。

上の画像が、そのコイの置き物。先週からお造りいたしているものございます。
（まだ製作途中）

が、日本で長らく最も美麗な魚の一つとされてきただけあり、その優美さを再現することの骨の折れること。

私もこれまでに、十数匹を超えるコイをお造りさせて頂いてきました。

それでも、今回も親方に一発OKは出してもらえませんでした。

コイが細すぎたのだそうでございます。
以前は太すぎると注意を受けたので今回は・・・と、細さを意識し過ぎたのが仇になったようでございました。

まこと「美しさ」とは、天地の別なく奥深いものでございます。

それではまた次回お会いいたしましょう。