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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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記事

職人自由律俳句

 一年前の一年生が一人前の顔してる  

流石はと唸らずにおれず 祖父の竹  

朝日に花粉がキラキラと舞っている のが見えれば ちと違うか   

 

こんにちは。
2句目の職人の句の「竹」とは無論・・・・はい、生の竹ではございません。 
当ブログではすっかりお馴染みとなってしまいましたが(笑)、竹とは瓦の竹でございます。 

 

今回の瓦は「土板」と呼ばれる、横長の立体絵巻のような鬼瓦の中の一つでございます。 
私自身が先日ご紹介させて頂きました梅に続き、いま竹を造らせて頂いておりまして。磨きに入る前に、そういえば先代の竹はどうであったろうかと、祖父の製作した物を見てみたのでございますね。 

 

そして・・・その時に出てきたのが、この句という訳でございます。 

ええ、はい。 
気づいたら「うぅうむ」といったような吐息を漏らしておりました。 

 

当然ながら私もお客さまにお渡しする品でございますので、今回も恥ずかしい物はお造りいたしておりません。 ただ、「現代の名工」の重みは違った。  

そういう、
本日はそういうお話でございました。  

それではまた次回お会いいたしましょう。

2016年3月17日更新