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福井県越前市池の上町8-5-1
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こんにちは。
本日ご紹介させて頂くのはこちらのお写真でございます。
なにも細工が盛られていない鬼瓦の基礎部分でございます。
(こちらの地方・業界では「台張り」と申します)
そして鬼瓦も種類が豊富にございまして、この台張りは「三つ切り鬼」の「足」の部分となっております。
また、「足」でございますので、対応する「胴」と逆側の足もございます。
この胴・足・足の三点で一つの鬼瓦とすることから「三つ切り鬼」の名が付いたわけでございますね。
さて。
それで今回この足に盛り付けますのは何かと申しますと、
「桐と雲」
でございます。
というのも、胴と逆の足に盛ったのが「鳳凰」ゆえ。
鳳凰は神獣であると同時にもっとも高貴な鳥とされておりますので、この瑞鳥が羽を休めるのも、植物界で同じくもっとも気高いと云われる「梧桐」の枝のみなのでございます。
かような訳で、これからこのキャンパスに盛り付けてゆくのは桐、そして瑞雲なのでございます。
もっとも、こちら造るのは親方で、私は全く別の物を手掛けているのでございますが(笑)。
それではまた次回お会いいたしましょう。
2016年4月20日更新