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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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ツルについて小耳にはさんだお話

こんにちは。

先日、新商品としてツルの鬼瓦(置き物)を紹介させてもらいました。

その繋がりで、本日はツルについて少し書かせて頂こうかと存じます。

さて。
ツルと聞いて大方の皆さまが現在思い浮かべられるのは、頭が真っ赤なツルではございませんでしょうか。

和名ではタンチョウヅルと呼ばれる、かのツル。

かのツルは、漢字では丹頂鶴と書くそうでございます。

実はわたくし、何となくはこの字面を知っていましたが、正直「丹」が何を意味するのかはあまり考えることなく過ごして参りました。(お恥ずかしい)

それで。

丹は何を意味するのか。

赤という意味、だそうでございます。

聞いた瞬間「あー(なるほど)」と声が出ておりました。

何とシンプルな命名なのでございましょう。
それでいてどこか響きが良い。

名付けた人はとてもセンスのある方だったのでしょうね。

そして、この丹、つまり赤の部分ですが。
単色で花鳥風月森羅万象すべてを表現するのが鬼瓦の世界。当工房では、鶴の頭頂は斑点を付け、周りの白い羽毛と区別して表現しております。

その際、私共は何となく、この赤は、赤い羽毛か体毛だと思っていたのですね。おそらく、世間の多くの方もぼんやりとそのようにとらえておいでだったのではと愚考いたします。

ところが、違うのだそうです。
毛の類ではなく、まったく逆で、アレは皮膚が露出しているのだとか。

その皮膚をさらに真っ赤にしたり面積を大きくすることで、彼らは自らの強さを誇示するというのですから、面白い話でございます。

それではまた来週お会いいたしましょう。

2015年4月4日更新

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