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こんにちは。

本日は久しぶりに、先代こと北川清栄の話を少しさせて頂こうかと存じます。

突然ですが、先代はなぜかお経が好きな人でございました。
お坊さまがお唱えになるのを聞くのはもちろん、自分でもよく読経をいたしておりました。
（私は「なぜか」と書いてしまいましたが、母によると今のご年配以上の方には、お経がお好きな方が多いとのことでございました。　申し訳ありません）

先代はお経全般が好きだったようですが、中でも好んでいたのは「般若心経」でございました。

左手側の写真、ご覧になれますでしょうか。
（クリックしていただけますと大きな画像が出て参ります）

こちらは、先代が永眠するまでずっと、寝室に貼られていたものでございます。

壁に貼る以前はおそらく畳んで保管し、読経の都度、取り出していたのでございましょう。

擦り切れや、切れ目が見受けられます。

壁にこうして貼ってからも、経文を正面にしてよく唱えておりました。

その先代の座右の銘が、

「色即是空　空即是色」

でございました。

私でも何となくは意味を知っている、有名な一節だと思われます。

ただ、今回のブログを書くにあたり辞書などで意味を調べてみますと・・・・・・

ふ、深い。

今はもう尋ねることもかなわなくなってしまいました。
「どうして、この言葉が好きなの」

という問いかけ。
一度でも訊いておかなかったことを、本日少し後悔いたしました。

色即是空、空即是色。

週の末も近い今日、皆さまに、少しでもこの言葉が救いになればと存じます。

それではまた明日お会いいたしましょう。