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職人自由律俳句
棟鬼にとまりたるタカ一羽 その背筋伸びた姿にしばし目を奪われる
これうちで咲かせたんです ならこの花かわりに持ってっとっけのと 女将と季節のあいさつ
親方とのケンカはしょっちゅうですよと笑う若衆に ディスプレイ越し 我も知らず笑んでいた
こんにちは。
2句目に出てくる女将は、昨日のブログで触れた窯屋の女将さんのことでございます。
こちらの窯屋さんも、当工房の親方と同じく、女性であるこの方が(実質的に)取り仕切っておられる工場でございます。
加えて、当方の親方と同じく園芸が趣味でございまして。
そのためか、親方とは母子ほども歳が離れているのですが、商売の垣根を越えて良くして頂いております。
有難い縁だと存じます。
変わって3句目は、しばらく前に詠んだ句でございます。
テレビで若い職人さんが取材を受けてらしたのですが、そちらの工房も親子で師弟関係だったのですね。
その方もお父上(親方)のことは尊敬しているけれど、
親子だからこそ四六時中一緒にいるとぶつかることもあると仰っておられまして。
「ああ、やっぱりどこも一緒だな」
と笑ってしまったという際に浮かんだ句でございました。
読者さまにはどうか、青臭い私ども若い衆を、暖かく笑って見守って頂ければと存じます。
それではまた明日お会いいたしましょう。
2015年7月7日更新