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職人自由律俳句

スケージュルに記した　来年の数字　はたと驚き隠せず

祖父に重ねたい指はこび

照れくさそうに花びらたちが目を覚ます

こんにちは。

2句目の句は、亡き先代を思い出してのものでございます。

指はこびは、仕事での手の動きのことを表わしております。
この時は、菊の花に模様をつける道具遣いに関して特に想ったことでございます。

3句目は、その菊の花を大ざっぱな土の塊から彫り出すさまを詠ませて頂いたものでございます。

鬼瓦の細工を擬人化している上にモチーフが土の菊なので、その場にいる者にしか分からない句になってしまいました。
申し訳ございません。

俳句を詠む腕ももっと磨かなければなりません。

それではまた明日お会いいたしましょう。