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職人自由律俳句

木目から　ヒノキが匂いたっている

やまびこかな　土をたたく音　あっちで　こっちで

至福の時はいつぞ　真夏日の部屋の中

こんにちは。

本日の１句目は、以前にも書かせて頂きました隣家の修繕、その大工さんのお仕事をひょこっとのぞかせてもらった際の句でございます。

実は年中鼻のきかない私なのでございますが、この時ばかりは材木に近づく前から檜の香りをびんびんに感じました。

さて、２句目でございますが、私共の仕事は時たまですが土をたたくことがあるのでございますね。

手でたたくこともあれば、平たい棍棒のようなものでたたくこともございます。

されど「時たま」のことですので、筆者と親方とが同時にたたく作業を行うということはまれでございまして。

それが珍しく、またおかしく。

「まるでやまびこみたいやな」と、この様な句を作ってしまいました（笑）

それではまた明日お会いいたしましょう。