営業時間8:00~18:00 日曜定休
〒915-0873
福井県越前市池の上町8-5-1
※北川鬼瓦に関する全ての画像の無断使用、
転載を禁じます
職人自由律俳句
燃えるような赤が のどを冷たくすべり落ちてゆく
なみが波に変わってゆく 師の手の中
猛暑から逃げたくてか 体 午睡に落ちる
こんにちは。
本日も暑い日でございました。
3句目はその疲れをそのまま詠ませて頂いた句で、1句目は暑さを遠ざけるために冷やしておいたスイカを食べた句でございます。
そして2句目は、鬼造りの際、親方に手直しを受けた句でございます。
本日私が作らせて頂いていたのは、波でございました。
己ではそこそこ形になったと自負する波でございました。
されど。親方に見せ、彼女の手直しを受けた後の波は、私の波とは似ているようで全く違うそれでございました。
永遠に埋まらない20数年のキャリアの違いがあるとはいえ、私が造った気でいた波は、親方の前ではきっと小学生が作った「なみ」に見えたことと思います。
芸の道は深く険しい。
毎日痛感することを、本日も強く感じました。
それではまた次回お会いいたしましょう。
2015年8月11日更新