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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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記事

八月も半ば過ぎて

職人自由律俳句

しばし先達と出会えし読経のこえ

終わったのは十五日という日付け 忘れていいのは日付けだけ

お昼過ぎ 心の中のお客さんを呼びに行く

こんにちは。

そして、お久しぶりでございます。
お盆休みを頂いておりましたので、何日かぶりの更新となってしまいました。

お陰さまでゆっくりと骨休めをすることがかないまして。ありがとうございます。

さて。
本日の句は1句目が、お坊さんにお経をあげてもらった際のものでございます。

当代で5代目となる立川流鬼瓦でございますので、すでに仏になられた方々も複数名。
その先輩たちに読経を聞く間すこし触れられた気がいたしました。

2句目は終戦という永遠に続く日々を想っての句、
そして3句目が職人としての句でございます。

「心の中のお客さん」とは、客観的に見る目ということでございます。

製品が一通り完成した時、その時の私は職人として、鬼を造った者として製品を見ております。

この視点が、

一番危険なのでございます。

品が出来た後では。

造り上げた瞬間、または製作者は、自分の創った物が良く見えてしまいがちなので。

そのために、常にお客さまの目線を持つことを心掛けている。
というわけにございます。

それではまた次回お会いいたしましょう。

2015年8月17日更新

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