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職人自由律俳句
しばし先達と出会えし読経のこえ
終わったのは十五日という日付け 忘れていいのは日付けだけ
お昼過ぎ 心の中のお客さんを呼びに行く
こんにちは。
そして、お久しぶりでございます。
お盆休みを頂いておりましたので、何日かぶりの更新となってしまいました。
お陰さまでゆっくりと骨休めをすることがかないまして。ありがとうございます。
さて。
本日の句は1句目が、お坊さんにお経をあげてもらった際のものでございます。
当代で5代目となる立川流鬼瓦でございますので、すでに仏になられた方々も複数名。
その先輩たちに読経を聞く間すこし触れられた気がいたしました。
2句目は終戦という永遠に続く日々を想っての句、
そして3句目が職人としての句でございます。
「心の中のお客さん」とは、客観的に見る目ということでございます。
製品が一通り完成した時、その時の私は職人として、鬼を造った者として製品を見ております。
この視点が、
一番危険なのでございます。
品が出来た後では。
造り上げた瞬間、または製作者は、自分の創った物が良く見えてしまいがちなので。
そのために、常にお客さまの目線を持つことを心掛けている。
というわけにございます。
それではまた次回お会いいたしましょう。
2015年8月17日更新