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職人自由律俳句

湯気ごと飲み込むぬくもりのひと時

名が刻まれた深さは　責任の重さ

雪つりの話題に秋の短さ想う

こんにちは。　
二句目の「名が刻まれた」の意味を、当工房の製品をお買い上げくださった方はお察しのことかと思われます。

この名を刻むとは、工匠名の入った印を押すということでございます。

工匠、職人、としてこの製品はどこに出しても恥ずかしくない。ということを、己の名において宣言するということでございます。

何度行っても、この瞬間は緊張いたします。

ですがそれ以上に。自分の印を押すことを許された喜び、　自分の銘を入れた製品をお客様にお渡しできる誉れ。

こちらの方がずっと大きいのでございます。

一方で、それら喜びさえも含めた責任の重さ。

二句目に込めた私の想い、少しでもお伝えできていれば幸いにございます。

それではまた次回お会いいたしましょう。