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職人自由律俳句

激しさにふらっと　しばし雨の音を眺める

年末との距離近づくにつれ　蕎麦にかける七味も量増えてゆく

庭師じゃないが　枝ぶり見る目はほそまって

こんにちは。　
本日三句目の句は、置き物造りの際の様子を詠ませて頂きました。

ただいまお造りいたしておりますのは、鷹の置き物。　
そして鷹には、その立派なかぎ爪が食い込んだ雄々しい松の木は欠かせません。

読者さまも絵画などでご覧になられたことがあるのではないでしょうか。

当工房でも、鷹には松を組み合わせることが多いように存じます。

そしてもちろんこの松にも、メインモチーフではありませんが、メインと同じように気持ちと技を込めております。

松皮の模様、枝ぶり、葉の形。　
形を整えては目を細めて観察し。観察しては枝を直し。枝を直しては葉の位置を調整し、と。

鬼師も庭師さんと同じように松の景観づくりをするのでございます。実は。

それではまた次回お会いいたしましょう。