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福井県越前市池の上町8-5-1
※北川鬼瓦に関する全ての画像の無断使用、
転載を禁じます
こんにちは。
約一ヶ月ほど前のことでございますが、NHKさまの番組、『美の壺』から取材をお受けいたしました。
美の壺は、
おそらくは私共のHPまでお越しの、
通な方々には、ご説明する必要がないほどに有名な、美術文化を特集されている番組でございます。
そして、継承者が当代に代わってからは、初の全国ネットの番組でもございます。
番組の詳しい内容は、下に記させていただきましたアドレスから、美の壺HPへ飛んでもらえますと、記載されております。
そこで、ここでは取材時のことについてお話をさせていただきたく存じます。
今回の取材は、午後2時過ぎからの開始となりました。
まず始めは、鬼瓦や置物類をどのようにして造るかの実演撮影から。
スタッフの方々は、NHKさまから有名な番組を任されるだけあり、どの方も熟練のオーラが溢れておられました。
マイク、カメラ、反射板、私共への問いかけの言葉一つに至るまで、
「自分の仕事を完璧にこなす」ことを当然とし、
そのうえで、
「取材対象に気を遣わせない、邪魔をしない」ことを骨身に叩き込んでおられるのが、門外漢にも分かるほど。それほど、洗練された動きでございました。
実演撮影中は、同時進行でインタビューも行われておりました。
本編でどこまでご紹介頂けるかは私共も知り得ないのでございますが、
鬼瓦の歴史や、鬼造りにかける思い、これから先の鬼瓦についてなど、
鬼師が普段は内にしまっている言葉を丁寧にくみ取るような、インタビューでございました。
ちなみに私(北川順一)が写真係を兼任しております関係で、画像には5代目しか映っておりませんが、
私もガッツリ撮られております(笑)。
そしてガッツリ喋らせてもらいました。
そこまで私共の言葉をお伝えできたのは、撮影スタッフさまにも同等以上の熱意があったからでございましょう。
そう感じるのは、
午後2時から始まった撮影が、終了午後7時だったゆえでございます。
外は真っ暗でございます。
その日に東京まで帰らなければいけない条件で、
新幹線の時間に間に合うギリギリまで、
スタッフ陣は一切の妥協をされませんでした。
それはもう、見ているこちらがハラハラしてしまうほどに。
皆さま真剣で。
にもかかわらず、
私共が緊張し過ぎないよう、あちらがギャグを飛ばして場を和ませるようなワンシーンもございました。
間違いなく、一流の番組でございます。
これまではブログ等で取材頂いたことを記しましても、
ほとんどの読者さまにはその放送、記事等をご覧いただけなかったことと存じます。
そのため、今回の放送が多くの読者さまとは「はじめまして」になると存じます。
この機会に、私共の声、動き、鬼瓦の深さを、
最高の陣営で作られた番組で知って頂ければ、幸いにございます。
美の壺 391回 『鬼』
*放送局:BSプレミアム
*本放送:10/14(金)19:30〜20:00
*再放送:10/18(火)11:00〜11:30
10/20(木)6:30〜7:00
美の壺HPへは以下のアドレス・画像からジャンプが可能でございます。
(10月12日現在、「鬼」の予告動画が公開されております。また、ページ内では「鬼」の例として当工房の鬼瓦がピックアップ公開されております)
2016年10月12日更新