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お久しぶりでございます。

目の前のお仕事にかまけるあまりまた長らくのご無沙汰をいたしてしまいました。
申し訳ありません。

それで、ようよう更新が出来そうで、でも久方ぶりの更新なので何か珍しいものがないかと工房内をさがしましたところ、

こちらがございました。

「鴟尾」でございます。

高さは約２尺。

今回は五代目（現継承者）が一人でお造りさせて頂いた製品なのでございますが、
こちらの何が珍しいかと申しますと、取り付ける屋根、でございます。

鴟尾のご注文が入ってきた際、それは十中八九お寺様か神社様にあげられるものなのですが、
こちらの鴟尾は、茶室にあげられるのだとか。

その茶室も京都の建築士さまに設計をして頂いたのだとか。
さらに大工さんもまた京都から専門の方々を招いての建築なのだとか。

もう、だとかとしか申せない異例尽くしでございます。

職人歴４０年に近い五代目も、茶室用の鴟尾は初めてだ、と申しておりました。

デザインも建築士さんのこだわりが随所に入ったものとなっておりますので、
見にくい写真で恐縮ではございますが、皆様にもご覧いただければと存じます。

それではまた次回の更新でお会いいたしましょう。