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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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窯焚きの準備

こんにちは。 

本日は久しぶりに、製品を焼くための下準備のために製品に釉薬をつける準備をしておりました。
(ややこしくて申し訳ございません)

以前フェイスブックの方では書かせていただいたのですが、当工房では焼成は本職である窯屋さんにお任せいたしております。
今後もほとんどはそちらに依頼するつもりなのですが、置き物などの一部は自前で焼くことになりまして――その準備! というわけなのでございます、本日していた作業というのは。

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さて、ざっくりとですが手順を説明させていただきますと、
始めに中央に写っております桶に手前の釉薬をいれ、水で溶き、瓦色の薬を作り、
製品に付着させる、という 流れでございます。

本番ではここで、濃度の微妙な調整、
薬の付けすぎない薄すぎない良い具合の見極め、
中腰で力を入れていなければいけないので腰が痛くなる、
などなどの問題が出てくるわけでございますが、そこをカバーするのが職人の経験、というわけです。 

ちなみに台車の下に敷いてある段ボールは、釉薬が床を汚すのを防ぐための物でございます。
ご自身で陶芸などをなされる方はよくご存じでしょうが、釉薬、一度付着すると落ちないのです。
 製品についた薬ですとその土ごと取れてしまうこともあるのですが、床や服等につくともう・・・・・・・ なのです(苦笑)。

そのため、明日は薬を扱う人間の方もカッパなどを着込んで完全防備でオペレーション。

新たな予定が入らなければ、次のブログでは、釉薬を付けた状態の製品をご紹介できるかと存じます。

越前瓦の釉薬を付けただけの状態、というのはおそらく他では見る機会もないかと思われます。
よろしければ明日もぜひ当ブログをのぞきに来てやってくださいませ。 

それではまた明日お会いいたしましょう。

2015年1月22日更新