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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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釉薬をつけました!

こんにちは。

本日は、先日の予告通り釉薬(ゆうやく)という薬品を製品に付着させる作業をいたしておりました。

お蔭さまで大きなトラブルもなく、無事に終了させることが出来ました。
(と、まず報告させていただけることが何よりも嬉しゅうございます)

さて。
それで、先日お約束させていただきました、付けて割とすぐの写真が・・・・・・

  DSCF2456 a

こちらでございます。

モチーフは雲と波(雲水)。飾り物でございます。
主に、玄関や棚などのちょっとしたスペースに置いて頂くことの多い鬼瓦(瓦製の工芸品)でございます。

さてはて、
今回使いました釉薬というものなのですが、これは液状なので、付着させた直後というのはテカテカと輝いております。

が! 見る間に乾いていってしまい・・・・・・ほんの数分後には、上のように全くてかりのない状態になってしまいました。
(本当はてかてかとしている様子をお届けしたかったので、そこだけは無念でございます。申し訳ありません)

乾燥が早いのは、何ヶ月もかけ水分を抜ききった状態にして、釉薬を付けているからでございます。
砂地に落とした水が一瞬で地面に吸い込まれていくのと同じ原理ですね。

また、釉薬がえんじ色のように見えるかと思いますが、いわゆる赤瓦用ではございません。

まさに化学の不思議、と文系の私などは思ってしまうのですが、焼成後にはこのえんじ色が越前瓦特有の青みがかかった色に生まれ変われるのです。

その際には、しっかりと照りもついていて。
原子記号も化学式も知らない中、
全く異なる色から瓦色へと変化する調合を見出した先人のその知恵、その努力には、畏敬の念を抱くばかりでございます。

※こちらは置き物としていずれ販売予定でございます。その際にはまた商品一覧をご覧いただければと存じます。

それではまた明日お会いいたしましょう。

2015年1月23日更新