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こんにちは。
いつもブログを読んで下さり、ありがとうございます。
本日初めて読んだ下さった方、よろしければ今後ともごひいきにお願いいたします。
さて、本日は現在作っております大黒天について少しお話させて頂きたく存じます。
以前、今は大黒天のお顔を造っているところですと書かせて頂いた、あの大黒天の置き物でございます。
お陰様で、その後お顔は全て完成いたしました。
そしてただいまは、大黒天の服に模様を入れる作業中に入っております。
ただ、ここでもやはり問題があるのですね。
服の模様をどうするか、でございます。
このひとつ前には、服の様式をどうするかでも少し考えました。
本サイトやメディア等で語らせて頂いておりますとおり、当工房は全て手造りを製作理念といたしております。
その当然の結論として、同じモチーフでも同じ物は2つ造らないという信念もございます。
ですので、毎回ポーズも背景も、人物であれば服装も変えさせてもらっております。
が。
お大黒さんをはじめとした七福神は、皆さまの中にある程度のイメージがおありになる。
おそらく、読者さまが思い浮かべられるお大黒さんの姿は、何十年もずっと変わっていないのではないかと存じます。
そしてそれは、別の読者さまともそれほどは違わないイメージのはずでございます。
つまり、新しいお大黒さんを造ろうとするあまり、皆さまの中にあるイメージとあまりにもかけ離れてはいけない。
でも、前回とは違うものを造らなければならない。
それが、手造り鬼瓦(置物)を選ばれたお客さまへの、「この世に一点しかない品物」という私どもからお渡しできる喜びだからでございます。
長々と書いてしまいましたが、より良い物が出来上がるよう、明日以降もお大黒さんと向き合ってゆく所存でございます。
それではまた明日お会いいたしましょう。
2015年2月25日更新