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職人自由律俳句

海の日にささげたい気持ち　土色の波　盛りつけて

もうこの枠には収まりきれないよとキョウチクトウ

太陽をいっぱいもらったケイトウ　膝丈まで伸びて　もらえなかったケイトウ小指ほど

こんにちは。

本日は海の日でございました。

祝祭日も変わらずお仕事をさせて頂いているため、うっかり忘れそうになっておりました（笑）

そのような海の話題を耳にする日に、海とは全く関係のない原料を使い海を造り出しているというのが、
なんだか面白いような、
どこか神秘的なような、
不思議な気持ちの中、1句目がふわりと胸の中に浮き上がって参りました。

2句目の「枠」とは、工房の窓のことでございます。
植物の成長を詠みたかったのでございますが、伝わりましたでしょうか。

続く3句目に出て参りますケイトウというのも植物の名前でございます。

ただ。

こちらには、単純な植物の成長以外のものも込めさせて頂いております。

日々、痛ましいニュース、喜ばしい報道を通して様々な人の人生が私たちの前を駆け抜けてゆきます。
願わくば全ての人々に、太陽の光がいっぱいに届きますよう。

それではまた明日お会いいたしましょう。