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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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記事

跨鬼

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主に本棟の端や式台に載せる鬼瓦のことでございます。

(棟とは、のし瓦とがんぶり瓦を積み上げ、違う方向から葺かれてきた瓦同士の接点を端から端まで覆う背骨のようなものとお考えください)

 

 

本屋の棟に取り付けられることが多く、地上からでも目立つよう隅鬼よりも大きく長い形状をしております。

そのため、一つ物としてお造りすることはあまりなく、三つや五つに分割して製作したのち、針金などでくくり合わせて一つの鬼瓦とするのが一般的です。

ゆえに、本屋根や式台などで堂々と見栄えがするのは、この形式ならではといえるでしょう。

 

ただし、この一般的というのは、普通のお宅での一般的という意味でございます。

例えばお寺さま、
例えば神社さま。

このように元が大きい建物の場合は十二分割、二十分割、さらには三十分割ということもございます。
(さすがに三十分割をお使いになられる寺社仏閣さまはそうそうありませんが)

 

かように跨鬼というのは鬼瓦の中でも最もサイズの幅が大きい種類といえるかと存じます。           

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2015年1月5日更新