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職人自由律俳句

軽トラのテイルランプを替え　日常の中に生きている

椅子に尻おろすその腿に　肺いっぱいに入っていた息がかかる

にじり寄るよに西高東低になりゆく天気図

こんにちは。

他の鬼師さんがどうかは存じ上げないのでございますが、
当工房では鬼造りを初めとして、ほぼ全ての作業を立ち仕事で行っております。

鬼の盛りも磨きも、ちょっとした書き物も。
ずっと立ちっぱなしなのですね。

それは私共だけに限らず、ずぅっっと立ってお仕事されている方は結構多いように感じられます。

販売店の方、ライン作業の方、交通整理の方・・・・・・
挙げれば枚挙にいとまがないことでございましょう。

ひょっとしたら、今この文章を読んでくださっているあなたさまも、同じ境遇かもしれません。

もしそうなら、本日2句目を詠んだ時の私の気持ちも・・・・・・お分かりになって頂けますでしょうか。

そう。　立ち仕事からのほんのひと時椅子に座れる、というあの瞬間でございます。

あの瞬間が、なぜか一番疲労感と体力を使うのでございます（笑）。
そして、思わず大きなため息が出てしまう。

本日は、そのような仕事のひと幕をご紹介させて頂きました。

それではまた次回お会いいたしましょう。