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職人自由律俳句

風が鳴る　窓が鳴動する　人心が動く

腹が減るとなお待ち遠しいのは芋の収穫よ

手づかんだ土が昨日より冷たい今日

こんにちは。

秋も徐々に深くなって参りました。

2句目に挙げさせて頂いように、芋（私の場合は薩摩芋）が恋しい季節になってきたように感じられる読者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、私共のように土を扱う者の場合は、食に加え、土の温度の変化も季節を感じる要因になっております。

夏はひんやりと感じた土の感触が、9月を過ぎた頃から特に感動のないものへと変化し。段々と「ひんやり」が「冷たい」に変わってくるのですね。

このような際、「ああ、秋だなあ」と一瞬手が止まることもございます。

今年の読者さまの秋は、さてどこにございますでしょうか。

それではまた次回お会いいたしましょう。