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福井県越前市の鬼瓦工房「北川鬼瓦」魔除け、厄除け、縁起物、手造り鬼瓦、
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イタチと昔の工房の様子

こんにちは。

突然ですが、当工房は、旧館と新館が隣り合う壁を共有した構造で、地続きの二棟となっております。

そこに、どうやら秋の終わりくらいでしょうか、イタチが入り込んだようなのでございます。

しかもこのイタチ、捕まえて山に放そうと思うのですが、ネズミ取りの粘着シートでは捕まらないのです。

一度は引っかかったこともあったのですが、暴れて脱出されてしまったようでございまして。
しかもイタチぐらいになると、ネコ並の知能があるのか、引っかかった後はネズミ取りを器用に避けて進んでいるようでございます。

製品などに実害が出る前に何とかしたいのですが。
うーん、どうしたものでございましょうや。

ところで、私はイタチに入ってこられたのは初めてなのですが、工房が山際の立地であるため、昔からヘビやネズミはよく入ってきておりました。

とくに新館が出来る前は、下の写真のような状態でしたので、何でも入り放題でございますね。

新工場が出来るまではシャッター開けっ放し

最近この写真を見つけまして、昭和60年に新館が立つまではこんな風だったと親方に教えられました。
これを見ると、改めて昔の職人のストイックさに驚きなおす次第にございます。

お分かりになりますでしょうか。

画面奥に見えるのは鬼瓦の原料となる粘土でございます。山と積まれております。
しかしここに見えるのは、中央のシャッターの向こう(屋外)にあるもっと高い粘土の山の裾野部分なのですね。

つまり、効率を重視し、外に積み上げた粘土の山をそのまま工房の中になだれ込ませ、使っていたのです。

もちろん、シャッターと土の間にはご覧のように隙間がございますので、
ヘビでも何でも入ってき放題ですよね。

熊やイノシシがまだ里に下りてきていない時代とはいえ、豪快でございます。いやはや。

それではまた明日お会いいたしましょう。

2015年1月26日更新